グラウンドゴルフととてもよく似たスポーツにパークゴルフがあります。
ここでは、グラウンドゴルフとパークゴルフの違いについて、解説してまいります。
パークゴルフで使用するボールは、グラウンドゴルフで使用するボールの規格とほぼ変わりがありません。
そのため、見ても違いがない印象を受けます。ですが、パークゴルフ用のボールには、いろいろな条件が設定されています。
パークゴルフ用ボールの規格には、『直径60mm±0.5mm、重さは80g以上95g以下、合成樹脂製で、高さ100cmの位置から厚さ5cm直径16cmの鉄板に落とし、反発距離が65cm以下であること。
表面硬度は45から60、打った時の音が80デシベル以上であること。』と定められています。重さやサイズはグラウンドゴルフ用のボール規格でも解説したとおりで、ほぼ同じ条件になっていますが、それ以外の部分で多くの規制が設定されています。
その為、値段的にもグラウンドゴルフ用のボールが安く、パークゴルフ用は高くなっているという特徴があります。
グラウンドゴルフとパークゴルフのクラブには、それぞれの協会が定めた規格があります。
パークゴルフ用については、86cm以下に規制されており、重さも重量が600g以下と規制されています。
ヘッドは木製が基本ですが、シャフトは、木材だけでなく、グラスファイバーやカーボンファイバー、アルミニウム合金などの使用も認められています。
グラウンドゴルフ用と比較するとパークゴルフ用クラブは値段の幅が大きく、高い物で10万円を超すものもあるのが大きな違いです。
パークゴルフのコースは、通常のゴルフ同様に固定式の専用コースを利用します。
基準では、1ホールは最長100m以下、9ホールまでの合計で500m以下、18ホールのコースの場合は1000m以下という距離基準で設計するように定められています。
グラウンドゴルフは規定の広さ以上のグラウンドがあれば、どこでもコース設置することができるのが大きな違いだといえます。
一般的にはパークゴルフコースの方が長いコースが多いようです。
パークゴルフのルールは、基本的にゴルフと同じです。
そのため、ゴルフのルールを知っている方は、改めてルールを覚える必要はありません。空振りについては、スイングカウントはしません。
ホール手前でインしたことにすることはできず、ホールインするまで打つ必要があります。
グラウンドゴルフの場合は、スタートマットからホールポストに入るまでの打数の少なさで勝敗を決めます。
その中でホールインワンが出れば、3打数を合計から減らすことができる特典があります。ですのでグラウンドゴルフはスコアアップにはホールインワンを出すことがとても重要になってくるわけです。
空振りに対する1打罰はないものの、打撃練習を行うと1打罰加算されます。
また、OBや紛失の場合は、1打加えて、再開可能場所から再開させます。
ルール面では似ているようでもパークゴルフがよりゴルフに近いルールになっているといえます。