グラウンドゴルフを始めるときにまず準備しなくてはいけないのはクラブです。
最初は借りてプレイすることはできますが、自分に合ったクラブでなければ思うようにプレイはできません。
そこで、プレイを本格的に始める場合は、自分に合ったクラブを購入する必要があります。また、慣れてくると今度はより良い結果でプレイをしたくなってくるものです。
グラウンドゴルフの用具
グラウンドゴルフでは、クラブとボールが最低限必要な用具になります。まずボールですが、こちらには協会が設定する規格があり、サイズや重さなどが規制されています。
グラウンドゴルフ用ボールは『直径60mm±1mmの正円、重さは75g以上95g以下、滑らかな木製か樹脂製であり、グラウンド上ではずまないもの』とされています。
クラブについては、シャフト・ヘッドともに木製とされています。
シャフトは全長50cm以上100cm以下、グリップ部以外の横断面は真円で3cm以内となっています。重さについては規制されていません。
クラブヘッドは、横幅14cm以上16cm以下、縦幅は4cm以上4.5cm以下となっており、打面に傾斜をつけてはいけないという規制があります。
フェースに樹脂などで補強すること、底面を金属や樹脂で補強することは認められています。
・グラウンドゴルフを始めるにクラブの選び方に基準はある?
・どのような種類のクラブを選んでいいかわからない
・プレイにも慣れたのでより楽しむためにはどのようなクラブを選ぶといいんだろうか
このようにプレイ結果に直結するクラブの選び方は、初心者から既にプレイをされている方まで用意する場合の悩みのもとではないでしょうか。
そこで、今回はグラウンドゴルフ用の公認クラブの規格など含め、特徴と自分に合った選び方について解説いたします。
最適なクラブをどのように選べばいいか参考になると思いますので、最後までお読み頂ければと思います。
グラウンドゴルフの大会で使用が認められるクラブは、日本グラウンド・ゴルフ協会が認定するものでなくてはいけません。
日本グラウンド・ゴルフ協会では、用具標準規則の中において、クラブについてはシャフトとヘッドについて規制を設けています。
まずクラブについては、シャフト部分とヘッド部分共に滑らかな木製であることが求められています。
そして全長は50cm以上100cm以下と定められています。ただし、障害を持たれており、この長さ条件ではプレイできないという場合については、50cmを満たない長さでも使用許可はおります。
シャフトについてですが、基本的には滑り止め目的でブリップ部分を設けてもいいとされています。それ以外の部分については、シャフト断面は3cm以内の円形でなければいけないと定まっています。
シャフトとヘッドは別々のパーツの為、その接続部分については挿しているだけでは抜けてしまう恐れがあります。そのため、この接続部分については、金属や樹脂などで補強することは問題ないと定められています。
ヘッドについては、横幅、縦幅、厚みの各サイズに規定が定められています。
横幅は一番長いところが14cm以上16cm以下であること。縦幅は最も広いところで7cm以上8cm以下、厚みについては4cm以上4.5cm以下と定められています。
打面については樹脂などで補強するとこについては問題ないことになっており、底面については、金属や樹脂などで補強しても問題ないことになっています。
パークゴルフで使うクラブでは、長さ・クラブのヘッド形状などにより、使いやすさやボールの飛び方が変わってきます。ここではそれぞれの項目での特徴を解説します。
グラウンドゴルフで使用するクラブの長さには、日本グラウンド・ゴルフ協会で定められた規格があります。規格上では全長で50cmから100cmまでとなっています。実際に商品として販売されているサイズとしては、83cmから90cmのサイズとなっており、84cmが主流となっています。
そのような規格の中から長さの選び方で基準にするのは身長です。身長に合わせて最適なクラブを選ぶようにします。
例えば80cmまでのクラブであれば155cmくらいまで方に最適となっており、82cmのクラブであれば145cmから160cm位が目安です。主流となる84cmであれば、155cmくらいから170cmの方に最適となり、88cm以上の長さのクラブであれば170cm以上の身長の方向けといった具合になります。
身長が高いのに短すぎるクラブだと、その分ボールに届きにくく、身長が低いのにクラブが長いと地面を叩いてしまうようになってしまいます。そのため、長さの選び方としては、身長に適した長さを選ぶことを意識しておきましょう。
クラブフェイスの素材
クラブフェイス部分の素材は大きく分けると5種類に分けることができます。
・硬質樹脂
・熱硬化性ウレタン
・カーボン
・グラスファイバー
・熱可塑性ウレタン樹脂(TPU)
硬質樹脂は、5000円からの最も安いクラブなどで使われています。
硬質樹脂から順に飛距離などにも影響する素材になります。ウレタンの場合は、衝撃を吸収してくることから、打撃時に手がしびれたり痛みを感じる方にはおススメです。
カーボンやグラスファイバーの場合は、強度が強く軽い特性があり、反発力も高いことから、打った時によく飛ぶようになります。TPUについては、カーボンに並び飛距離が出せる素材になっています。
値段もその分高くなっていく特徴があります。
グラウンドゴルフのクラブでは、素材などによって価格帯が3つのグループに分かれています。
1.5,000円前後から買えるクラブは、主に備品などとして用意するような商品になります。
2.10,000円前後では、本格的にプレイを始めたい初心者や入門者向けのクラブになります。初めて購入するような場合におすすめです。
3.15,000円~18,000円のクラブは実は最高級クラブになります。と説明すると、初心者向けの次がなぜ最高級なのかと思われるかもしれません。
実は、グラウンドゴルフで使用するクラブの価格にも協会が規制をかけているのです。
同じ時期に作られたパークゴルフの場合、10万円を超えるクラブなどもあるのですが、グラウンドゴルフについては18,000円が上限とされているのです。
つまり、税込みで19,800円が協会が定める一番高額なクラブになるのです。
クラブの選び方には幾つかポイントがあります。
まず、プレイ頻度です。年に数回しかプレイしない方と週に数回プレイする方とでは、選ぶクラブは変わってきます。
数回しかプレイしないという場合であれば、価格帯から選ぶようにしましょう。とはいえ、先程の価格の部分でも説明したように、5,000円前後のものというのは個人で使う物では見かけません。10,000円前後のもので、自分の体格にあったものを選ぶといいでしょう。
一方で週に1回以上プレイするといった方の場合、自分が目標とするスコアなども出てくるかと思います。
フェイスの素材やヘッドの形状などを目的から選ぶといいでしょう。主に最上級の18,000円クラスのものから選ぶことになります。それぞれの製造メーカーごとでも性能に特化して商品化しているので、操作性や飛行距離など、目的にあったものを選ぶようにするといいでしょう。
いかがだったでしょうか?
グラウンドゴルフのクラブ選びは、その時その時で目的が変わってくるので、自分の状況にあった選び方がポイントになるかと思います。
今回の選び方の解説を参考にしていただき、自分に合ったクラブを手にして頂ければと思います。